福岡の行政書士加藤清正です。当事務所は相続・暮らしの問題や、債権債務など、相談に親身に丁寧に対応します。

行政書士:加藤清正事務所

加藤清正物語

第2章
夜逃げ屋時代の思い出


 昭和の終わりから平成3年頃までの約10年間、不動産業に従事しましたが、その実態は「夜逃げ屋」でした。
 当時中村雅俊の主演で「夜逃げ屋本舗」という映画のシリーズが評判でしたが、経営に失敗した社長が家族と共に突然引っ越す、というシチュエーションは実際の「夜逃げ」も映画と似たようなものでした。ただ、時間的に余裕がないわけですから、引越といっても家財道具すべてを持ち出すことはできません。
 ある日、若い経営者の自宅をかたづけたとき、子供部屋に、少年漫画雑誌が創刊号から全巻きちんと書棚に並んだまま、置いてありました。子供さんが余程大切にしていたのだろうと思います。でも突然の引越で、持ってゆくことを許されなかったのでしょう。
 私自身、夜逃げの経験者ですし、子供に随分辛い思いをさせたてきました。好きな漫画を創刊号から揃えていた子供さんの心情に、思わず涙がこぼれたのを覚えています。もちろん、そっと荷造りし、移転先に送ってあげました。


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