福岡の行政書士加藤清正です。福岡県行政書士会会員。当事務所は相続・暮らしの問題や、債権債務など、相談に親身に丁寧に対応します。

行政書士:加藤清正事務所

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2006年08月

あわただしかったこの1ヶ月

 先月末からお盆をはさんで、この1ヶ月、
全く休みがありませんでした。まだ一段落、
とはいきませんが、緊急事態は脱したよう
です。
 久しぶりにブログを書いています。

 許認可ももちろんやっています。
 他にも、法人清算、破産、相続、民事再生
 個人再生、交通事故、不動産、資産管理、
ご用とあれば、いかなる要望にも応えること
が出来る事務所、というのが事務所のモットー
です。もちろん弁護士、税理士、司法書士、
社労士など、総合的なネットワークを有する
ことが当事務所の「売り」であることは、何
よりの強みです。

 この1ヶ月、一番心を砕いたのは、法人
経営者の自己破産申立です。法人本体は既に
昨年から管財人が破産手続を進めており、
我々サイドも弁護士2名、税理士1名、行
政書士1名のチームで手続を進めてきました。
 経営者個人については、費用の関係もあり、
本人申立で進めております。

 よく言われることですが、行政書士が裁判所
に関係する法律事務に関与することの是非は
大変難しい問題だと思います。行政書士が法律
事務についてブログに書けば、たちまち批判の
嵐に見舞われる、と行政書士仲間から警告され
ましたが、実際には、私が訴訟代理以外の裁判
所、家庭裁判所実務に関与していることは周知
のことですから、あえてこの問題を避けようと
は思いません。

 その立場から言わせていただければ、実際に
行政書士が裁判所に関与することは、不可能と
は申しませんが、正直、大変難しいことだと思
います。
 どういった点から、私がそう考えるか、につ
いて述べるには、ブログ上だけでは難しいと思
いますが、一言で言えば、行政書士会自体、或
いは日本行政書士会連合会自体が意識改革しな
いかぎり、いわゆる司法参入は不可能だ、と思
うのです。

 個々人の資質を問題にする人もいますが、そ
もそも資質や能力などというものは、多分に後
天的なものであり、涵養可能です。又、能力担
保と言っても、行政書士全員が裁判所に行くこ
とを想定する必要もないはずです。

 最近、福岡県行政書士会では福岡家庭裁判所
の要請で、参与員を選定し、家裁に送り込んだ
らしいのですが、現実に実績のある会員が選定
されたわけではありません。
 選定された行政書士が、メールかブログで、
「裁判所というところに初めて行きました。大
変勉強になりました」という旨の文書を書いて
いた、という話を聞きました。真偽のほどは分
かりませんが、少なくとも、私たちの仲間の実
務家から選定されなかったことだけは事実です。

 まあ、未経験の物見遊山でも、あえて無意味
とは言いませんが、やはり司法参入を真剣に検
討している組織の行う決断ではなかったでしょう。

 一時期、個人の自己破産申立に行政書士として
関与することがクローズアップされ、私自身、
全国あちこちでの研修会に出向きましたが、上記
のような問題だけでなく、様々な観点から、結果
には満足していません。

 たとえば、業務広告の面からは、以下のような
問題があります。
 

 福岡では特定の司法書士が一般紙に広告を連日
のように掲載し、個人の自己破産業務を軸に事業
展開していますが、新聞を媒体にした自己破産に
関する広告を最初に開拓した私としては、実に複
雑な心境です。

 何年前になりますか、行政書士の広告に司法書
士会、あるいは特定の司法書士個人からクレーム
が寄せられ、権威と権力に従順な行政書士会が、
唯々諾々、この要請を受け入れ、行政書士の業務
広告を禁止しました。
 その結果、業務広告に関しては乗り遅れた感の
あった司法書士が、劣勢を見事に挽回しコマーシ
ャル面における絶対的な地位を獲得しました。
 行政書士に対するクレームの趣旨は、業法上の
資格問題だけでなく、過度の広告が破産を助長す
る、ということだった点から考えれば、行政書士
広告亡き後の現況が、破産を更に助長している現
況をどう考えればいいのでしょう。
 司法書士ならば、適法資格者だから破産の助長
でなく、債務者の救済になるのだ、という論理で
しょうか。
 あえて司法書士会にクレームをつけている訳で
はありません。行政書士会に、司法書士会と正面
から論議を構える姿勢がなかった事を残念に思う
のです。

 そもそも行政書士会の存在意義、或いは目的の
第一は、行政書士の取り締まりにあるようです。
 たとえば一般市民から寄せられたクレームにつ
いて、関与した会員を擁護した、という話は聞き
ません。まず問答無用で切り捨て御免です。私も
一度クレームを持ち込まれた経験がありますが、
会では電話による申し入れでなく、事務局に出頭
の上、正式な懲戒請求を行うよう相手方に促し、
その結果私は綱紀監査委員会なるものに呼び出さ
れました。しかも、秘密会であるはずの会議の内
容が、更に尾ひれがついた内容となってインター
ネット上に掲載されました。もちろん匿名ですが、
見る人が見れば、内容が私に関するものだ、とわ
かるものでした。

 どうも論旨が若干感情的? になり、とりとめ
がなくなってきましたから、冷静になって、又続編
を書きますが、行政書士の未来を論ずる前に、論
ずるに足る行政書士会を構築することが肝要です。

 銀座の寿司屋でひとにぎり数万円の寿司をつまみ、
高級クラブでタダ酒を食らうことしか頭にないよう
な連合会の認識を打差しないかぎり、行政書士に
未来はないかもしれません。

 では又。

詐欺商法について

身体障害の青年にダイアの結婚指輪
を買わせた業者がいました。
まだ結婚予定もなく、十分な資金も
ない青年です。

ボランティアの介護者を通じてお見合
いパーティに誘い出し、婚約すると
きに必ず必要になるから、とダイアモ
ンドリングを勧めたそうです。価格は
彼が貯めていた結婚資金の全額とほぼ
同額。ボランティアの介護者は彼の預
金の額を把握していたそうですから、
これは計画的です。

その直後、青年は冷静に考えて、この話に
疑問を感じ、指輪を返品の上契約を解除
しました。しかし、業者は購入価格の3分
の1しか返金しませんでした。

残り3分の2は、解除費用(キャンセル料)
パーティ参加費用だそうです。
即日解約だったのに、青年は100万円近い
お金をだまし取られました。

青年は言語と肢体が不自由で、車いすがは
なせません。業者に言いたいことを言う能力も
乏しいのです。

私は、こんな不法を許すことが出来ません。
しかしもっと許せないのは、行政の相談窓口が
この青年の訴えを黙殺したことです。

業者に内容証明を出しましたが、なしのつぶてです。
これからF簡易裁判所に提訴します。
青年本人も出廷しますが、父親が補佐人として出廷
する形で進める方針です。この案件には弁護士は介
入しない予定です。

本当はもっと複雑な事案ですが、すべてを開示する
ことはできませんし、ストーリーも若干デフォルメ
してますが、概要は、このような流れです。

経過は、詳しくお伝え致します。